とうとう、来た。
15×2、60÷2、5×6に。
小さい頃、完全にオヤジだと思っていた年齢に。
もう「若いねぇ~。」とは言われない年齢に。
今日で生後30年を迎える。
ちょっとした緊張感と一抹の寂しさみたいなのが、
胸の中で交差するが、何故か今、落ち着いている。
改めて考える。
自分の目で見る事の出来る、自分の身体の部位を眺めて、
一つの物体がこの世に30年間も存在するという事実を。
部屋の中を眺め、自分より長く生きている奴を探してみる。
電子レンジで弁当を温める時間に、カウントされる表示を見る。
30年って、この3分の何倍なのかなぁ。
万人に与えられた、この共通の時間の中で、自分はどう生きてきたのかを。
改めて考える。
なんなんだろう。
大人になったと思うところも沢山ある。
反面、まだまだ子供だと感じるところも存在する。
なんなんだろう。
時間のスペクタクルを頭の中に広げてみても、何にも出てきやしない。
何もなかったのか?
いやいや、いろんな事があるある。あったあった。
小さい頃、思い描いていた30歳。
家庭持って、子供と一緒にスーパーへ買い物行って、暖かい暮らし。
ビールとお風呂、どっちが先か日々迷っていたはずだ。
この妄想はどこへやら。現実は妄想から程遠い。全く違うや。
かといって、20代に感じていた妙な焦りも無くなってきた。
今、何故だか冷静だ。
この職業についてから、もう12年。
世間で言うベテランなのかな。
最近、現場でも年下が多くなってきた。
「学生の頃、ビーチボーイズ見てました。」と今でもよく言われる。
そう言われると、自分も長い事、ここにいるのだなと感じる。
今でも気持ちは新人よ。
いつでも、新しい作品に入る時は、新人のつもりで挑んでいる。
だって、経験なんて大して関係ない。
イイモノは良い、ワルイモノは悪いの世界だもん。
経験が邪魔しないように、いつでも新鮮に目覚めていたいと願う。
もし、この職業についていなかったら…ともしも話が嫌いな頭で考えてみる。
違う人生があったのかもしれない。
今頃、子供とスーパーに行っていたのかもしれない。
東京に居なかったのかもしれない。
遠い外国で生活してたのかもしれない。
まぁ、これ以上考えても無駄だから、直ちに拒絶しました。
今ではすっかり忘れている。
「おぎゃ~おぎゃ~」と泣いて生まれてきたあの瞬間。
あれから、すべて始まったんだな。
今でもちゃんと覚えている。
「あぁ…もう15歳やねんなぁ~。ホンマの15の夜やで。」
といいながら、友達と二人乗りした自転車。
夜の公園を蛇行運転でゆるりと走っていた。
15歳になりたての日。
20歳の時、感銘を受けた、ある作品のセリフ。
「過去なんて大して必要ない。大切なのは今だ。もっと大切なのは未来だ。」
今でも胸の底に響く。
そして迎えた30歳。
何故か今、落ち着いている。
「30歳を超えてからが、人生面白くなる。」
と諸先輩方が口にする。
おそらく、そうだと自分でも思う。
先人達が残してくれた、この世界に、この世に、この地に、
自分が存在している意味を求めるなんて、本当に厚かましい。
意味なんて、元々無いのかもしれない。
でも、ボクはおそらく求め続けてしまうだろう。
これから、どう生きていくのだろう。
全く分からないや。
でも、それがいい。
分かる人生なんていらないや。
それが欲しいなら、今ここにいないや。
誰のために、何のために生きてきたのか。
この30年間は、殆ど自分の為だろう。
次の30年間はどうだろう。
誰かのために、人の為に生きれるのかな。
まだまだ知らない事がある。
まだまだ勉強したい事が沢山ある。
まだまだやらなければならない事が溢れるほどある。
まだまだ、まだまだだらけだ。
明日からの、一日一日の積み重ねで、
この30年間とは違った景色が見られるように、
自分自身、後悔しないで生きていきたい。
後悔しない。
それだけは、自分に誓って。
万人に与えられた、この共通の時間の中で。
万人に与えられた、この限られた時間の中で。
P.S.
でも、まぁ気楽に生きていくわ。
一度きりの人生、まだまだ楽しんでやりゃ~!
オヤジ・だいじろーも、よろしく。
15×2、60÷2、5×6に。
小さい頃、完全にオヤジだと思っていた年齢に。
もう「若いねぇ~。」とは言われない年齢に。
今日で生後30年を迎える。
ちょっとした緊張感と一抹の寂しさみたいなのが、
胸の中で交差するが、何故か今、落ち着いている。
改めて考える。
自分の目で見る事の出来る、自分の身体の部位を眺めて、
一つの物体がこの世に30年間も存在するという事実を。
部屋の中を眺め、自分より長く生きている奴を探してみる。
電子レンジで弁当を温める時間に、カウントされる表示を見る。
30年って、この3分の何倍なのかなぁ。
万人に与えられた、この共通の時間の中で、自分はどう生きてきたのかを。
改めて考える。
なんなんだろう。
大人になったと思うところも沢山ある。
反面、まだまだ子供だと感じるところも存在する。
なんなんだろう。
時間のスペクタクルを頭の中に広げてみても、何にも出てきやしない。
何もなかったのか?
いやいや、いろんな事があるある。あったあった。
小さい頃、思い描いていた30歳。
家庭持って、子供と一緒にスーパーへ買い物行って、暖かい暮らし。
ビールとお風呂、どっちが先か日々迷っていたはずだ。
この妄想はどこへやら。現実は妄想から程遠い。全く違うや。
かといって、20代に感じていた妙な焦りも無くなってきた。
今、何故だか冷静だ。
この職業についてから、もう12年。
世間で言うベテランなのかな。
最近、現場でも年下が多くなってきた。
「学生の頃、ビーチボーイズ見てました。」と今でもよく言われる。
そう言われると、自分も長い事、ここにいるのだなと感じる。
今でも気持ちは新人よ。
いつでも、新しい作品に入る時は、新人のつもりで挑んでいる。
だって、経験なんて大して関係ない。
イイモノは良い、ワルイモノは悪いの世界だもん。
経験が邪魔しないように、いつでも新鮮に目覚めていたいと願う。
もし、この職業についていなかったら…ともしも話が嫌いな頭で考えてみる。
違う人生があったのかもしれない。
今頃、子供とスーパーに行っていたのかもしれない。
東京に居なかったのかもしれない。
遠い外国で生活してたのかもしれない。
まぁ、これ以上考えても無駄だから、直ちに拒絶しました。
今ではすっかり忘れている。
「おぎゃ~おぎゃ~」と泣いて生まれてきたあの瞬間。
あれから、すべて始まったんだな。
今でもちゃんと覚えている。
「あぁ…もう15歳やねんなぁ~。ホンマの15の夜やで。」
といいながら、友達と二人乗りした自転車。
夜の公園を蛇行運転でゆるりと走っていた。
15歳になりたての日。
20歳の時、感銘を受けた、ある作品のセリフ。
「過去なんて大して必要ない。大切なのは今だ。もっと大切なのは未来だ。」
今でも胸の底に響く。
そして迎えた30歳。
何故か今、落ち着いている。
「30歳を超えてからが、人生面白くなる。」
と諸先輩方が口にする。
おそらく、そうだと自分でも思う。
先人達が残してくれた、この世界に、この世に、この地に、
自分が存在している意味を求めるなんて、本当に厚かましい。
意味なんて、元々無いのかもしれない。
でも、ボクはおそらく求め続けてしまうだろう。
これから、どう生きていくのだろう。
全く分からないや。
でも、それがいい。
分かる人生なんていらないや。
それが欲しいなら、今ここにいないや。
誰のために、何のために生きてきたのか。
この30年間は、殆ど自分の為だろう。
次の30年間はどうだろう。
誰かのために、人の為に生きれるのかな。
まだまだ知らない事がある。
まだまだ勉強したい事が沢山ある。
まだまだやらなければならない事が溢れるほどある。
まだまだ、まだまだだらけだ。
明日からの、一日一日の積み重ねで、
この30年間とは違った景色が見られるように、
自分自身、後悔しないで生きていきたい。
後悔しない。
それだけは、自分に誓って。
万人に与えられた、この共通の時間の中で。
万人に与えられた、この限られた時間の中で。
P.S.
でも、まぁ気楽に生きていくわ。
一度きりの人生、まだまだ楽しんでやりゃ~!
オヤジ・だいじろーも、よろしく。
1 comentário:
一個優秀的文章中,我希望它繼續!
Enviar um comentário